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将来のバックアップ スペース要件の推定
CA ARCserve D2D には、バックアップに必要な空き容量の推定値を計算するための便利なツールが用意されています。 このツールのコンセプトは、将来のデータ変更の予測と過去のバックアップが占めているスペースに基づいています。

このツールの使用方法
- バックアップ ソースを選択します。 これは、マシン全体か、またはマシン内の選択したボリュームのいずれかです。
選択されたバックアップ ソースの実サイズが[ソース サイズの合計]フィールドに表示されます。
- 将来のバックアップの予想変更率を見積もります。
この推定は、合計バックアップ サイズが以後の各増分バックアップでどのくらい変化したかに関する過去のパフォーマンスに基づいて行います。
- 圧縮後の削減容量をパーセンテージで見積もります。
この推定は、異なる圧縮設定を適用した過去のバックアップのパフォーマンスに基づいて行います。
この値を変更すると、それに応じたバックアップ サイズへの影響を確認できます。
注: 必要な場合、異なる圧縮設定(圧縮なし、標準圧縮、および最大圧縮)でフル バックアップを何度か実行して過去のパフォーマンス値を定義しておくと、各設定によって実現される容量削減率をより正確に計算できます。
- [圧縮したフル バックアップのサイズ]フィールドには、以下に基づく計算値が表示されます。
- [圧縮した増分バックアップのサイズ]フィールドには、以下に基づく計算値が表示されます。
- 推定変更率
- 保存される復旧ポイントの数
- 指定した圧縮率
- [推定バックアップ サイズの合計]フィールドには、将来のバックアップで必要な予想スペースが表示されます。この値は、以下に基づきます。
- 1 回のフル バックアップに必要なスペースの量および
- 指定した数の復旧ポイントを保存するために必要な増分バックアップの容量
- この[推定バックアップ サイズの合計]値に基づいて、バックアップ先にバックアップを保存するための十分なスペースがあるかどうかを調べることができます。
バックアップ先に十分な空き容量が存在しない場合は、以下の修正処置を検討してください。
- 保存される復旧ポイントの数を減らす
- バックアップ先の利用可能な空き容量を増やす
- より大容量のバックアップ先に変更する
- バックアップ ソースのサイズを減らす(バックアップから不要なボリュームを除外する)
- バックアップの圧縮率を大きくする
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